今日は七夕。 織姫様と彦星様が一年に一度だけ会うことを許された、ロマンチックな夜。 沖縄を除いて梅雨真っ盛りで、 星空は見えないかもですが、 折角だから雲の上に隠れた星の輝きでも想像してみよう。 七夕の伝説は様々な説があるのだけど、 現在最も主流と思われる物語を要約してみます。 --七夕伝説-- 織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘であった。 彦星もまた働き者であり、天帝は二人の結婚を認めた。 めでたく夫婦となったが夫婦生活が楽しく、 織姫は機を織らなくなり、彦星は牛を追わなくなった。 その二人の姿を見て天帝は怒り、 二人を天の川を隔てて引き離しました。 ただし、心を入れ替えて一生懸命仕事をするならば、 1年に1度だけ逢うことを許したのです。 天帝に逆らう事が許されぬ二人は、 一年に一度だけ訪れる7月7日を指折り数えながら、 一生懸命、身を粉にして働きます。 待ち焦がれた七夕の日、 どこからともなくカササギがやってきて、 天の川に橋を掛け、二人は想いの全てをぶつけてきたのです。 7月7日に雨が降り天の川の水かさが増すと、 橋を掛けるカササギは現れず 東と西の川のほとりで、 二人は途方にくれ、お互いを想う気持ちのあまり、 涙を流します。 その涙は「催涙雨」呼ばれ、 織姫様と彦星様の切ない気持ちの涙として、 今もなお伝えられています。 ---- 七夕に降る雨には、 そんな二人の切ない気持ちが詰まってます。 大切であるはずの人とも、 ずっと長く一緒にいると、 疲れてきたり、 面倒だったり。 そんな風に感じた時は、 七夕の雨に込められた切ない想いを感じてほしい・・・ きっと、これが七夕の伝説が語り継がれた理由なのかな。 たけぞうはそんな風に思います。 2011年7月7日