オクマ・レストセンター
![]() |
岬の先端部分を占拠している彼らのビーチは「北側」と「南側」が存在する。 おれはちょっとしっとり目の北側が好き。 |
国頭にある米軍向けの保養施設。アジア最大の嘉手納基地を擁する沖縄の北部、通称・やんばると言われるエリアにここはある。かつてJALが経営していた「オクマビーチリゾート」よりも上等な場所に位置するファシリティ。これあが「オクマ・レストセンター」です。
「オクマ・レストセンター」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E9%96%93%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC
「沖縄県基地対策課HP」
http://www3.pref.okinawa.jp/site/view/contview.jsp?cateid=14&id=594&page=1
地代は年間1億6,500万だという。これを255人の地主とシェアしてる。もちろん「大地主」から「小作農」みたいな人までいるだろうから一概には言えないけど、平均したら約65万円程度。それでも何も無いよりはマシ程度になっちまう。基地収入なんてそんなモンです。
この施設は、もともと敗戦直後に米軍の在留米国兵士向けの放送局の跡地で、戦後、JALが内陸側の土地を譲り受けた。最高の海がある岬の先端部分はいまだに在日米軍のモノなんです。このへんはGoogle Earthなんかで鳥瞰するとよく理解できるはず。
この施設は最高に今の沖縄の実情を表している。だから、内陸から沖縄に旅しにきた人々には是非立ち寄っていただきたい場所の一つなんだよね。でも、残念ながら誰でも気楽に入れない。施設に入るには同施設が所在する国頭村、そして隣接する東村。この2つの村民にのみ開放している。
ただし、その村民が連れてくる友人も入れる。
つまり、村民のエスコートがあればたいした面倒んな手続きを踏まず、日本国内に存在する「アメリカ」に渡米できるのだ。もちろん米軍関係者のエスコートもOK。そんなちょっと緩めの米軍施設がこの「Okuma Rest Center」
各種マリンアクティビティのプライスボード。 超円高の今は割安感 |
でも、大抵の旅行者が国頭村・東村の住民の知り合いではないだろうし、こんな事初めて知ったという沖縄の人も多いのではなかろうか。
東村と国頭村のトップは、この施設を起爆剤にどれだけ人を呼び込めるか。これは大きな仕事の一つだと思います。
コメント