天使になった男 Never fear,Never quit.

先日、GEOで連れの買い物に付き合った折にフロアの中古書籍コーナーで100円で販売されていた書籍。何の事前知識も無く購入し放置してあったのだが、ふっと思い出して読んでみた。

レイフは信じる心の象徴だ。全ての人生-それには自分の人生も含まれる-には意味があると、心から信じる事。正しいことをしようとしている人には、必ず助けの手が差し伸べられると信じる事。初めは困難に心をくじかれ、傷ついてしまったように思えても、最後にはその困難が自分を強くし、傷を癒してくれると信じること。学ぶ気持ちがあれば師は現れると信じる事。そして、いちばん暗いときであっても、光はすぐそこまで来ていると信じること。

物語はポールピーターソンが絶望の内に断崖から身を投げようとした時、レイフという不思議な男との邂逅から始まる。ポールはレイフと共に時間を遡り、その日一日のポールの身に起きた出来事を鳥瞰する。そして、全ての絶望に満たされていた一日にも、希望の光が存在した事を知る。

この嘘つきは、事実と希望を、絶望という霧に包んできみの目から隠したがっている。恐怖に耳を貸してはいけない。恐怖に立ち向かうんだ。

時に人は自分で対処できない問題を抱え絶望する。しかし、勇気をもってその問題に対峙し戦い、勇気を持って行動し、勇気を持って信じ続ける。終わらないトンネルは無いと信じる。

ポールは制御不能に思えた一日の出来事を、見方を変え、考え方を変えることによって乗り切り、再び断崖の上に立ち希望に満ちた一日を終える。

信じる心があれば、恐れるものなどなにもない。人生には意味があると信じ、そして自分の生きる目的を信じる。すると、恐怖はただの警告になる。まだ挑戦する準備ができていないと教えてくれるんだ。恐怖を支配すれば、それはきみの味方になる。

1冊通して2時間程で読める非常に読みやすい書籍です。自分を含め、人生でもがき苦しんでいる人達に是非とも読んで頂きたいなぁと。きっと新しい希望と生きてゆく力が沸いてきます。