ユーザーエクスペリエンスをデザインする

iPad
ユーザーエクスペリエンスという言葉を知ったのはいつだろう?

自分の記憶を辿るに、もともとはWindows95から始まったパーソナルコンピューティングの世界の中のみの言葉であったように記憶している。アプリを利用するユーザーに如何に利便性という感動を与えるか。そのユーザの体験する世界。これがユーザーエクスペリエンスという言葉。

WEBサイトで如何にユーザーの動線を引くか。その為にナビゲーションはどうあるべきか。ページ読み込み速度は充分ストレスを感じないレベルに抑えられているか、等々。

そんな「ユーザー目線」でのサービス開発手法がUXという視点が生まれた世界である。

それが今では大企業を動かす主要なキーワードになっている。
http://s.nikkei.com/rTbK9B

恐らく、自分の所属する組織では「UX」と言っても全く通じないかもしれない。

ただし、流通やサービス業の分野でも、間違いなくお客様の心を捉える為の主要なアプローチの一つになりつつあり、そのアプローチへの流れを元会長自らが自覚し、そして社内の文化として根付かせていった。これが躍進するLG電子の本質なのではないだろうか。

米Apple社iPhone

ユーザーエクスペリエンス。これは何も電子機器のソフト設計に限定されることではない。サービスを提供する対象のお客様に最高の感動を与える。


自社が提供するサービスがどのようなユーザエクスペリエンスをもたらすか。そして、そのUXをより感動的な忘れがたいモノにするには、どのような取り組みが必要か。

このような観点から提供サービスについて真剣かつ必至に再考して初めて「課題の認識」に辿り着く。認識から認知へ。この橋渡しを担うのがデザイナーの本分であると思う。

「もうちょっと見栄えよく」「華やかな感じで」「誠実さを全面に」そんなリクエストに応えるべくMacに向かうのもデザイナー。そのクライアントの要望をリアルな世界で実現するのもデザイナーの仕事。曖昧模糊としたニーズを数値化して形に落としこむ。そんな、デザイン至上主義な経営手法が今後の潮流になるのではないか・・・

そんな風に感じた日経BPのコラムでした。



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